公認会計士・税理士の藤沼です。

2019年に独立開業し、業務の傍らで「アルバイト」をしています。

「開業してアルバイトって…生活不安定なの?」
と、思われる方もいるでしょう。

しかし 実際はむしろ反対で、私たち会計士のアルバイトはとっっっても儲かるのです。

そこで今回は、「会計士のアルバイト事情」をお話し、後半では「オススメの探し方」をご紹介します。

 想定読者

  • 会計士(または合格者)の方で、アルバイトがどんなものか知りたい方
  • 会計士のバイトの時給が知りたい方

なお 情報の信頼性を担保するため、私が実際にバイトした際の 給与明細 も公開しています。
>>給与明細の項目にジャンプ

この記事を書いた人

藤沼 寛夫

藤沼 寛夫

35歳
公認会計士・税理士

2014年  2月 EY新日本監査法人 入社
2018年  7月 FAS系コンサル事務所 入社
2019年10月 藤沼会計事務所 開業
2020年  4月 税理士登録

3分でバイト求人が見つかる/

 

公認会計士のバイトの時給・年収はいくら?

公認会計士のバイトの時給はいくら?

実際にエージェントから求人を入手し、バイトの時給をリストアップしました。

 都内法人での会計士のバイト時給(昇順)

  • A法人 時給 8,571円
  • B法人 時給 8,214円
  • C法人 時給 7,143円
  • D法人 時給 7,143円
  • E法人 時給 7,000円
  • F法人 時給 6,667円
  • G法人 時給 6,250円
  • H法人 時給 6,143円
  • I法人 時給 6,000円
  • J法人 時給 5,833円
  • K法人 時給 5,714円
  • L法人 時給 5,714円
  • M法人 時給 5,500円
  • N法人 時給 4,667円

(データ抽出元:レックスアドバイザーズ

以上を平均すると、時給6,500円になりました。

東京都のアルバイト・パートの時給平均が1,130円ですから、一般的なアルバイトの約6倍の時給です。(参照:タウンワーク

また、1日あたりの就労時間は7~8時間ですので、1日で約5万円稼げます。

 

① 【給与明細】私の時給はこのくらい

私の場合は、時給7,000円の監査法人と契約させてもらいました。

繁忙期・閑散期、それぞれ働いたときの給与明細を掲載します。

 繁忙期の給与明細(4月)

会計士バイト繁忙期の給与明細(4月)

 閑散期の給与明細(1月)

会計士バイト閑散期の給与明細(1月)

※ 組織が特定される可能性のある部分にはマスキングをしています。

繁忙期(4月)は14日間アサインしてもらい、月収は77万円でした。(残業21時間)

閑散期(1月)は3日間アサインしてもらい、月収は22万円でした。(残業2時間)

2週間働くだけで 77万円(税引後55万円)貰えます。
3日間だけでも、 22万円(税引後19万円)貰えます。

私には本業があるので、アサイン日数を少なく(残業もかなり控えめ)してもらっていましたが、それでも繁忙期20日間フルで働いたら月収は110万円です。

あまり大きな声ではいえま

なお 私の契約している会社は、法人の意向で「雇用契約」になっており、所得税も引かれています。(通常は「業務委託契約」になります。)

 

② むしろバイトの方が「年収」は高い?

監査法人出身の方はご存知かもしれませんが、会計士の場合、「正社員」よりも「バイト」のほうが時給は高いです。

たとえば私の場合、EYではシニア上がりたて(5年目)で年収720万円(ボーナス込み)、総就業時間は2,000時間くらいでした。

ざっくり計算すると、720万円÷2,0000時間=3,600円/時給 という計算になります。

つまり 時給効率的には、正社員時代の約2倍になった計算です。

単純計算ですが、EYを辞めてバイトだけに全集中してしまえば、年収1,440万円にすることができます。

ただ、毎日必ずアサインしてもらる訳ではありませんから、バイトだけで年収1,440万円は難しいと思います。(例外はありますが)

 

③ 「バイトだけで年収1,000万」なら、結構簡単

一方で、年収1,000万円くらいなら、再現性は高いです。(実際、そのくらい稼いでいる人は結構います)

仮に 時給7,000円 で働いた場合、1,000万円÷7,000円/時÷7時間(定時)=204日 となります。

つまり、204日間定時で働いていると、年収1,000万円には到達します。

サラリーマンの平均稼働日数は245日(参照:マイナビ)なので、一般の方よりも40日ほど多く休暇がもらえて、かつ残業なしで働いて年収1,000万円です。

今は特に中小監査法人で人手が不足しているため、残業をこなせば、もっと短期間で年収1,000万は達成できます。

 

公認会計士のバイトは、どんな人がやってる?

公認会計士のバイトは、いつからできる?

会計士試験に合格さえしていれば、バイトはいつでもスタートできます。

一般的に、次のような方が監査法人でバイトをされています。

 一般的な、バイトをするシチュエーション

  • 独立直後 ~ 収入が安定するまでの方
  • 子育てなどにより、正規で働くことが難しい方
  • 正規で働くことに疲れ、いったん休みたい方

以前は、独立されている方・子育て中の方がメインでした。

私自身も、独立してからずっとバイトを継続しています。(事業が忙しくなってきたので、年々アサイン日数を減らしています)

しかし最近は、「BIG4での仕事に疲れ、一度休みたい」という背景から、バイトに転向される方も増えているようです。(実際、多く目にするようになりました)

確かに、そうなるのも分かります。

それほどまでに、私たち会計士のバイトは美味しいからです。(しかも責任が課されないのでラク)

監査法人でのバイト(非常勤)について、詳しくは次の記事でまとめています。

 

公認会計士のアルバイトは、こんな人にオススメ

公認会計士のアルバイトは、こんな人にオススメ

次のような方には、バイトがオススメです。

 バイトがおすすめの会計士の方

  • 独立して間もない(または独立を考えている)方
  • 子育て中、または子育てを見据えている方
  • 正規職員としての働き方に疲れた方

 

① 独立して間もない(または独立を考えている)会計士の方

会計士が一人で独立する場合、ほとんどの方がバイトも並行します。

独立後は収入が安定しない(初めはゼロ)ため、バイトによる収入は生活の支えになるのです。

私自身も、独立直後は本当にバイトの収入に助けられました。(結婚直後だったため、尚更でした)

また、バイト先の監査法人つながりで、思わぬ仕事をもらえたりします。

実際、私もバイト先の監査法人で本来の契約とは別に、お仕事をご紹介してもらえました。

 

② 子育て中、または子育てを見据えている会計士の方

BIG4にも 子育てをしながら(正規職員として)仕事されている方がいるのですが、体調面での不安は非常に大きいはずです。

私も、今ちょうど妻が子育てをしているのですが、この状況で「働いてほしい」とはとても言えません。(かなり心配です)

この点、監査法人業界は女性への配慮がされやすい傾向にあり、特にバイトでは時短契約ができたりします。(4時間勤務・5時間勤務など)

体調を崩さない程度に働くことができ、しかも高時給を得られるのですから、(ご体調との相談ですが)かなりオススメと言えます。

 

③ 正規職員としての働き方に疲れた会計士の方

言ってしまえば、バイトは楽に稼げる手段です。

責任もほぼ課されなければ、精神的ストレスもほとんどありません。(主査を任されるような事もありません)

そして会計士資格さえあれば、いつでも正規職員として復帰することが可能です。

そのような理由から、「ちょっと仕事から離れたい」という方が、バイトとして働かれるケースが増えています。

個人的には全然アリだと思いますし、特に、中小監査法人ではそういった方が多いです。

 

公認会計士がバイトをする際の「欠点」

公認会計士がバイトをする際の「リスク」のお話

公認会計士がバイトをする場合、次のような欠点があります。

 欠点は2つ

  1. 国内の景気が悪化した場合、契約解除の対象となりやすい
  2. 新たに契約する法人の場合、初めは求められるレベル感が分からない

基本的に、バイトをすることに大きなデメリットはありません。

しかし、あくまでバイトは「非正規」ですから、正社員よりも契約が切られるリスクはあります。

この点、実はこの欠点を回避できるケースがあります。

それは、「雇用契約」で契約してくれる法人を探すことです。

私の契約している法人がそうですが、「業務委託契約」ではなく「雇用契約」なので、かんたんに首を切られる心配がありません。

もし契約解除にリスクを感じている方は、同じように「雇用契約」でバイトができる法人を探されると良いですよ。

また、初めのうちは「求められるレベル感」が把握しづらい、という欠点もあります。

というのも、中小監査法人ではBIG4のような「ムダな作業」が求められないため、「適度さ」が必要になるのです。

BIG4出身の方はカルチャーショックを受けられると思いますが、作業はかなりラクになりますよ。

 

公認会計士のバイトの探し方【3パターン】

公認会計士のバイトの探し方【3パターン】

会計士のバイトの探し方は、次の3パターンがあります。

 バイトの探し方

  • JICPAキャリアナビで探す
  • 周りの会計士に紹介してもらう
  • エージェントで探す(オススメ)

会計士協会が提供する「JICPAキャリアナビ」は、会計士なら誰でも利用できる求人サービスです。

しかし 非営利で運営されているため、求人数がかなり少ないです。

そこでオススメなのが、「エージェントを使う」という裏ワザです。

私もバイト先を探す際に利用したのですが、これが非常に効率的でした。

求人数がとても多く、中には「時給10,000円」という求人もありました。

どうせバイトとして働くのであれば、時給は少しでも高い方が良いですから、エージェントを利用すべきです。

 

会計士のバイト探しにオススメのエージェント

会計士のバイト探しにオススメのエージェント

いくつかの有名な会計士向けエージェントを利用しましたが、「レックスアドバイザーズ」というエージェントが、最も多くのバイト求人を紹介してくれました。

組織の内情も事前に知ることができるため、かなりオススメです。

3分でバイト求人が見つかる/

エージェントを使うと、時給8,000円、時給9,000円といった求人はザラに見つかります。

時給が1,000円違うだけで、日当換算で7,000円も変わります。

もちろん良い求人はすぐに埋まってしまうため、バイト求人を探すなら、早めに登録することをオススメします。