公認会計士・税理士の藤沼です。
監査法人から転職した際、CPEの取り方で悩まれる方が多いかと思います。
そこで今回は、CPEの取り方を画像付きで解説します。
おそらく、1単位10分~15分程度で取得できるかと思います。
監査法人内で eラーニング を受講するよりも早いかも…?
なお、本記事はCPEの最短取得を推奨するものではありません。
CPEは監査品質の管理を本来の目的としており、そのための単位取得であることをお忘れなく。(参考:JICPA-継続的専門研修制度)
【Step1】CPEオンラインへアクセスし、ログインする
CPE ONLINEにアクセスします。(下図参照)

左メニューの「ログイン」から、CPE ONLINEへログインしましょう。
【Step2】電子申告をクリックし、申請する年度を選択
ログインをしたら、①上部メニュー一番左の「電子申告」をクリックし、②画面中央メインメニューの「電子申告」をクリックします。(下図参照)

すると、CPEを申請する年度のリストが表示されます。
ここでは、最新年度を選択します。(下図参照)

【Step3】研修方法は、「CPE指定記事」を選ぶ
申請年度をクリックすると、研修方法の一覧が表示されます。
CPE指定記事とは、シンプルに言ってしまえば「読書感想文」のようなものです。
CPE単位の付与される特定の記事を読み、感想や考察等を論述し、提出することでCPEを獲得できます。
自己学習の欄にある「4.CPE指定記事」の横にある「登録」ボタンをクリックしましょう。(下図参照)

なお CPE単位を取得すると、上記の研修方法総括表の「履修単位」に取得単位数が表示されます。
ここで現時点での取得単位数を確認できます。(画像は取得単位ゼロの時に撮りました)
【Step4】好きな記事を選択する
CPEの付与される記事には、色々な種類があります。
よくあるのは、
- 会計・監査ジャーナル、JICPAニュースレター
- 東京会「業務資料集」
- 監査提言集
などです。(年度によって異なります)
このうち、「会計・監査ジャーナル、JICPAニュースレター」は毎年必ず選べますので、ここではこちらを例に進めていきます。(下図参照)

会計監査ジャーナルは毎月発行されるため、まず掲載号をプルダウンメニューから選択し、①「選択」ボタンをクリックします。
すると、選択した掲載号に掲載されている記事のうち、「CPEが付与されている記事のリスト」が下の部分に表示されます。
これらの記事の中から、好きな記事を選び、②「登録」をクリックします。
ちなみに、登録ボタンの左にある数字が、付与されるCPEの単位数です。
記事によって付与される単位が違いますので、こちらも参考にしましょう。
【Step5】会計・監査ジャーナルを読む
記事の登録をすると、感想文の入力フォームが表示されます。(下図参照)

感想を書くために、会計・監査ジャーナルを読む必要があります。
毎月、公認会計士協会から送付されてくる、以下のような冊子です。

実際に、これを読んで感想を書いていきます。
公認会計士協会の運営する電子版掲載サイトにて、ログインするとバックナンバーを読めます。(無料)
ただ、紙面に比べるとちょっと読みづらく…個人的には冊子を残しておくことをオススメします。

目次を開き、「CPE」のマークが付いている記事が、CPEの付与される記事です。
会計・監査ジャーナルの目次を見て、記事をパラパラとめくり、「これなら書けそうだな」と思う記事をしっかりと読む、というのが効率的だと思います。
【Step6】感想文を書き、単位を申告
CPE指定記事を読んだら、感想文を書きます。
でも200文字って、かなり少ないと思います。
Twitterでつぶやける文字数が「140文字」なので、1.5ツイート分くらいの内容。 書けることもかなり限定されます。
フォームへ感想を書き込んだら、最後に「単位の申告」ボタンをクリックして完了です。
これで1~2単位が付与されます。
CPE単位の取得まとめ
以上、CPE単位の取得方法でした。
とても簡単ですよね。
監査法人から転職し、「eラーニングの環境がなくて、CPEが気軽に取れない…」という方は、ぜひご参考ください。
また、独立した方には次の記事がとても参考になるでしょう。