監査未経験の会計士に最適

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公認会計士・税理士の藤沼です。

大手監査法人で採用(面接)に携わり、現在は 人材紹介会社 を運営しています。

皆さんご存じのとおり、いま監査法人の求人フェーズは「売り手市場」です。

2009年~2011年にかけて「会計士の就職難」と言われた時期がありましたが、2012年から解消されました。

私は 2014年~2018年 に監査法人リクルートに携わりましたが、

説明会でケーキを配ったり、面接で(受験生と)ガッチリ握手したりと、、、求職者にとっては嬉しい状況が続いています。

 

そして近年、「就職氷河期に監査法人へ入社できなかったが、そろそろ監査法人に転職したい」という方が増えてきました。

そこで本記事では、「未経験だけど監査法人に転職したい」という方に向け、内定率を上げるための工夫をご紹介します。

 想定読者

  • 監査未経験の会計士の方
  • 監査未経験のUSCPAの方

※ 本記事は、監査事業部(アシュアランス)志望の方向けの内容です。

「監査法人のアドバイザリー事業部」志望の方は、「監査法人アドバイザリー【更新中】」をご覧ください。

 

何歳までなら、未経験で監査法人に転職できる?

何歳までなら、未経験で監査法人に転職できる?

公認会計士としてのキャリアプランを考えると、「監査法人勤務」というキャリアはとても魅力的です。

なぜなら、あらゆる企業の会計実務を知ることができ、専門家としての「幅」が大きく広がるからです。

しかし、いくら「売り手市場」とは言え、誰でも監査法人に入所できるわけではありません。

では何歳までなら、未経験で転職できるのか?
さっそく見てみましょう。

 

30代:未経験でも監査法人に転職可能。

結論ですが、30代までなら未経験者でも監査法人に転職できます。

私は  大手監査法人のリクルーターとして、多くの就活生を見てきました。

30代(かつ前職がある方)で就職に困ったという人は、あまり見た事がありません。

この状況は2020年現在も続いており、30代の方であればチャンスと言えるでしょう。

※ 35歳を過ぎると、前職経験「3年以上」が必要になります。

 

ただし注意。これは大手監査法人のケースです。

中小監査法人では「即戦力」を求めることもあるため、法人によって募集状況に差があるのが現状です。

 

40代:前職での経験が問われる。

「40代だと転職は無理なのか?」

というと、そういう訳でもありません。

私が転職をお手伝いさせて頂いた方で、40歳で大手監査法人から内定を取られた方がいます。

5年間 経理として働いていた方で、「英語力」が高く評価され、内定獲得に至りました。

一方で、会計とは全く関連のない仕事をされていた方々は、ことごとく落とされてしまいました。

そのため、40代の方は前職での経験が非常に重視されると言えるでしょう。

監査法人で高く評価される経験は、例えば次の3点です。

 監査未経験でも評価される経験

  • 経理(上場企業の課長職以上)
  • 会計事務所(常勤かつ7年以上)
  • 英語力(オンラインミーティングが難なくこなせるレベル)

これは目安ですが、このようなスキル(経験)があれば、40代の方でも未経験で転職ができます。

 

未経験で監査法人に転職したケース(事例)

未経験で監査法人に転職したケース(事例)

論より証拠 ということで、未経験で転職された事例を見てみましょう。

  • 事例① 30代:経理 → 監査法人
  • 事例② 30代:会計事務所 → 監査法人
  • 事例③ 40代:会計事務所 → 監査法人

いずれも、2020年に転職された事例です。

 

事例① 30代:経理 → 監査法人

30歳で経理(証券会社)に就職し、33歳で監査法人に転職された方です。

年収が下がっていますが、(残念ながら)これは仕方ないのが実情です。(後述:転職後の年収

30代前半の方であれば、内定はさほど難しくありません。※ ただし、面接の練習は必要。

 

事例② 30代:会計事務所 → 監査法人

会計税務を3年ほど経験し、30代後半で転職をされた方のケースです。

この方は逆に年収が上がっていますが、監査法人の性質上、当然の結果でしょう。(後述:転職後の年収

内定はすぐに獲得できたそうですが、「就職氷河期に拾ってくれた事務所」に恩を感じ、むしろ退職に気を遣われたそうです。

 

事例③ 40代:会計事務所 → 監査法人

40代かつ未経験で監査法人に転職された方の実例です。

書類選考で落とされる日が続いたそうですが、たまたま新規募集をかけた法人の求人を見つけ、転職エージェントが交渉した末に内定を獲得できたそうです。

このように  粘り強く活動を続けることで、良い求人に巡り合えることがあります。

そのためにも、早い段階で転職エージェントに登録しておくと良いでしょう。
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未経験で監査法人に転職した後のキャリアを考える

未経験で監査法人に転職した後のキャリアを考える

私たち公認会計士にとって、経験こそが財産です。

「多少年収が下がっても、会計監査を経験したい」

そう考える方も多いでしょう。

では、転職した後はどんな待遇で、どのようなキャリアが積めるのでしょうか?

 

転職後の待遇

監査法人から内定を得ると、「スタッフ(ジュニアスタッフ)」という役職を与えられます。

いわゆるJ1です。

J1としての採用ですので、ご存じのとおり「現預金」「借入金」「貸付金」等の易しい科目をまず担当します。

(大手監査法人の場合)ここから4年間スタッフを経験し、シニア(シニアスタッフ)に昇格する、というのが一般的です。

しかし、ここから飛び級でシニアに昇格するケースがあります。

すでに会計や税務に関する経験がある方は、年度の評価が高い傾向にありますので、早い方で2年目からシニアに昇格できた事例があります。

 

転職後のキャリア

大手監査法人の場合は、(基本的に)4年ごとに役職が用意されます。

  • 1-4年目:スタッフ
  • 5-8年目:シニア
  • 9-12年目:マネージャー
  • 13-16年目:シニアマネージャー
  • 17年目~:パートナー

といった具合です。

ただし、これは最短で昇格した場合の流れです。

飛び級でシニアに昇格する可能性はあるものの、大手監査法人ではマネージャー以降の昇格が難しいのです。

そのため  マネージャーを目指すなら最低5年かかる、ということを知っておいて下さい。

そのほか、監査法人での具体的なキャリアについては、「監査法人キャリア【更新中】」の記事で解説しています。

 

転職後の年収

年収は「上がるケース」と「下がるケース」があります。

なぜなら、監査法人での初任給はある程度固定されているからです。

 監査法人(未経験)1年目の年収

  • 500~600万/年

これは、スタッフとして採用された場合の給与テーブルです。

未経験者は(ほとんどの場合)スタッフとして採用されるため、この給与水準となります。

また、その後の年収推移は次のとおりです。

 役職ごとの年収推移(参考)

  • シニア:700万~
  • マネージャー:850万~
  • シニアマネージャー:1,000万~
  • パートナー:1,100万~

※ 退職金は含みません。

飛び級の可能性がありますので、早い段階で、年収700万に達することは可能です。

 

未経験でも転職できる監査法人の求人

未経験でも転職できる監査法人の求人

監査法人の求人は、ほとんどが非公開です。

そのため件数は少ないですが、公開されていた求人をご紹介します。

未経験で応募できる監査法人(2020年現在)

残念ながら、公開求人ではこちらの1社のみでした。

2020年は、「売り手市場が緩和されてきている」という話も聞きますので、応募できる法人はどんどん減っているようです。
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未経験で監査法人に転職するコツは【ニーズの理解】

未経験で監査法人に転職するコツは【ニーズの理解】

BIG4で採用に携わった身として、

「あぁ、この人は不採用だな…」

そう感じた人に共通する特徴、それは「ニーズを理解できていない人」です。

たとえば、次のような問答はNGです。

  • 強みは? → 数字に強いことです。
  • 志望動機は? → 監査法人でキャリアを広げたいからです。

会計士なら  数字に強いのは当たり前であり、採用課はプラスアルファを求めています。

「監査法人でキャリアを積む」というのも当然のことであり、法人にとってのメリットを提示できていません。

  • 「自分が入社したら、監査法人にどんなメリットがあるのか?
  • 「監査法人が自分を採用することで、ニーズが満たせるのか?

という質問に  直球で答えることができれば、内定率を飛躍的に上げることができます。

 

コツ①:「応募編」

競争率の高い法人に応募する必要は、まったくありません。

「公開されている求人」は、かんたんに応募することができますが、裏を返せば「多くの人が応募している求人」です。

非公開の求人のほうが  圧倒的にライバルは少ないため、早く内定を得たい方は非公開求人の中から選ぶべきです。

 

コツ②:「面接編」

「未経験者でも受け入れる」

そう考える監査法人の意図には、「人員が枯渇している」という背景が透けて見えます。

ただし、(いくら人手が不足していると言え)誰でも良いわけではありません。

たとえば中小監査法人の場合、「特定のチームで人員が不足したから、補充したい」といったニーズが多いです。

それが国際系のチームであれば、英語に強い人材を求めるはずです。

英語に強い会計士を求めている監査法人に対して、「税務の経験」をアピールしても、まったく響きません。

監査法人が求める人材を知り、理解し、アピールポイントを考え、それをアピールする必要があります。

しかし  一般に公開されている求人票には、「求めている人材」があまり細かく記載されていません。(クライアントの目があるため、詳細を書けないのです。)

そこで、転職エージェントの利用価値が出てきます。

裏事情に精通したエージェントを使い、監査法人の「ニーズ」を聞き出しましょう。

このほか  監査法人への転職方法は、監査法人に転職する会計士が、絶対にチェックすべき項目で解説しています。

 

監査未経験の会計士にオススメの転職エージェント

監査未経験の会計士にオススメの転職エージェント

ご存じのとおり、良い求人ほど「非公開」で募集をかけます。

公開募集をしてしまうと  申し込みが殺到してしまい、採用部で大きなコストが発生してしまう為です。

そのため  魅力的な監査法人ほど、エージェント経由でのみ応募できる傾向にあります。(感覚値として、7~8割が非公開です。)

監査法人に転職する場合、転職エージェントはマイナビ会計士一択です。
>>関連記事:公認会計士がオススメする転職エージェント

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もしこちらで監査法人が見つからなかったら、私が直接ご紹介します。

それでは、ご武運を!